趣味に生きる ニキシーのブログ

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ベースの弦交換 徹底解説!

 

こんにちはニキシーです。

 

皆さん、 ベースの弦交換正しくできていますか?

 

「弦交換なんて弦を外して新しいものに張り替えるだけでしょ」

なんて思って何となく交換している人は結構いるのではないでしょうか。

 

弦の張り方ひとつで

・音

・弾き心地

・テンション感

・ネックの状態

 

などたくさんのことに影響してきます。

今回は弦の正しい張り方に関して詳しく紹介していきます。

 

初心者の方はもちろん、それ以外の方も一度見てみてください。 

 

【目次】

 

 

交換頻度は?

 

交換頻度に関しては人それぞれです。

アンソニージャクソンのように数時間で張り替える人

ジェームス・ジェマーソンのように弦が切れるまで張り替えない人

 

つまり自分の望むサウンドが出なくなったら張り替えればよいと思います。

ブライトな音を好むのであれば頻繁に

ベースらしい温かく丸い音が好みならあまり張り替えない

 

などいろいろ試してみるのもありです。

 

弦が死んできたころの音が好きという方は結構多いのではないでしょうか。

 

自分の求める音がまだ分からないなんて人は

3か月に1回くらいの頻度で変えるのが一般的です。

 

 

弦交換に必要なもの

 

・新しい弦

・ニッパー

・ペンチ

・ストリングワインダー(できれば)

 

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ニッパーは弦をカットするのに必要です。

ペンチは弦を折り曲げるのに使います。詳細は下の弦交換の時に紹介します。

ストリングワインダーがあるとペグを回すスピードがかなり速くなりますので

一つ持っておくと便利かもしれません。

ちなみに電動のストリングワインダーもあります。

 

 ちなみにちなみに私はストリングワインダー持っていません。

今までずっと手で巻いてます。

 

 古い弦を切る

 

まず古い弦を全て緩めてから切ります。

 

弦を切る場所はブリッジ近くがいいかと思います。

弦をブリッジから引き抜くと弦がボディーなどに当たって傷をつけるおそれがあるからです。

 

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クリーニングしましょう

 

弦が外れたらベースのクリーニングをしておきましょう。

 

特に指板やフレットは普段クリーニングがしずらいので入念に。

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できれば使用用途別にクロスは使い分けてくださいね。

 

まずはフレットを磨きましょう。

汚れがヒドイときは研磨剤を使うとかなりキレイになります。

が、研磨剤は指板を傷めますので使用には注意が必要です。

 

研磨剤を使うときはマスキングテープで指板を保護してください。

フレット磨き用のプレートが売っていますが、プレート自体の厚みが邪魔して

うまく磨けないところがでできますので注意です。

 

フェルナンデス スクラッチメンダー946

フェルナンデス スクラッチメンダー946

 

 

 

KC フレット磨きプレート PFB-500 (2枚組み)

KC フレット磨きプレート PFB-500 (2枚組み)

 

 

 

 

 

そこまで汚れていなければクロスで磨くだけでキレイになります。

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指板磨きにはhistoryの指板面オイルを使用しています。

艶出し&保湿に優れています。

レモンオイルが有名ですが私は使ったことがありません。

レモンオイルは臭いがきついらしいですが、こちらはほとんど臭いがありません。

 

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     ↑before                 ↑after

 

こんな感じで艶が出てキレイになります。

 

 

指板材はローズウッド、エボニー、メイプルがよく使われています。

 

ローズウッドとエボニーは指板表面に塗装がされていないことが一般的です。

その為、乾燥を防ぐために保湿が必要になってきます。

 

メイプル材は基本的に塗装されているので保湿の必要はありません。

 

 

弦の巻きグセをとる

 

弦を張り替える前に巻きグセをとっておきましょう。

弦はグルグルと巻かれて収納されていますので、弦を張り替える前に

一度伸ばしできるだけクセをとっておきましょう。

 

 

弦を通しカットする

 

弦をブリッジから通し必要な長さでカットします。

ここでカットする長さがポイント

 

一般的には巻き付けるペグの1.5個分や2個分先のペグのあたりで切ればOKなんて言われています。

確かにそれで間違いではありませんが、

カットする長さで音や弾き心地が変わるのでいろいろ試してみるのが良いかと。

 

長めにカットしてペグにたくさん巻き付けるとテンション感が強めに

短めだとその逆になります。

 

ハーフダウンチューニングをする人や、ドロップDチューニングをするならば

多めに弦を巻き付けたほうがチューニングが安定しやすいです。

 

なぜテンションが変わるかというと

ペグに弦を巻くとき、下に下に巻いていくはずです。

その為たくさん巻いたほうがナットとの角度がきつくなり、より弦にテンションがかかるようになります。

 

特に4弦、3弦はテンションピンが無い物が多いのでペグに巻く弦の回数は重要です。

しっかりとナットに弦が押さえつけられていないと、弾いたときにビビり音の原因になります。

 

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具体的に何センチでカットすればペグに何回巻き付けられるかというと

ペグの直径がおおよそ12~14mmなのでペグの外周は

14φ:14π≒44mm となります。

 

ペグの2個分先が約100mmなのでそこでカットするとペグに2回ほど巻けることになります。

ここで気を付けなければいけないのがペグに差し込む分の弦の長さです。

巻き付けたい長さプラス差し込む分の長さを合わせてカットしてください。

 

私はペグの一番下ギリギリに弦がくるように調整しています。

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 弦を巻き付ける

 

弦を巻く前のポイントが、ペグに入れる長さで弦をしっかりと折り曲げること。

こうすることでキレイに弦が巻けます。

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弦を巻く前に、弦がねじれていないかよく確認してください。

ねじれがとれたら巻き付けていきましょう。

 

弦がストリングポストの内側に来るように巻いていきます。

この時弦をしっかり押さえて巻き付ける弦が緩まないようにします。

弦を下へ下へと巻いていきます。

 

巻き方が汚くなってしまうとチューニングが安定しない原因にもなりますので

丁寧に巻きましょう。

 

ある程度巻けたらほかの弦も巻いていきます。

 

一本巻けたからと言ってチューニングができるくらいまで張ってしまうと

ネックにかかる力がアンバランスになり、ネックに悪いので最初は緩めでOK

 

 

チューニングをする

 

最後にチューニングをして完成です。

 

張りたての弦は伸びやすくチューニングが安定しずらいので、

2、3周チューニングをしてください。

 

ライブ前に弦を張り替える場合、ライブ直前ではなく前日の夜に張り替えて一晩おくと

ライブ中にチューニングが狂いにくくなります。

 

 

 

 まとめ

弦の交換方法を詳しく見てみましたが、いかがだったでしょうか。

慣れないうちは大変かもしれませんが、適当にせず弦交換してみてください。

 

キレイに仕上がるとより一層ベースに愛着が湧くはずです。

 

ではでは。

 

nixie.hatenablog.com

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KC ストリングワインダー ベース用 SW-500 ブラック